HOME »  ママのミカタ、コドモのミカタ »  健康相談室 »  最近よく耳にするRSウイルス感染症。どんな感染症か教えてください。

田丸先生の回答
特効薬はありません。家族全員で手洗い・うがいを徹底し、
乳幼児が感染しないよう注意しましょう

大人は症状が軽くても幼い子どもは要注意

20111225_2
全国のRSウイルス感染症患者の届け出数(2011年第39週現在)
国立感染症研究所 感染症情報センターより引用。

例年、冬場に流行する感染症です。今年は7月ごろから過去にない勢いで患者数が増加していて、この冬の大流行が懸念されています。新生児期から3歳ごろまでに、ほぼ100%の子どもが一度は感染すると言われています。発熱、鼻水などの風邪症状で始まり、感染が下気道に拡がると細気管支炎・肺炎を発症、喘鳴や浅く速い呼吸、無呼吸発作(新生児)といった重篤な呼吸症状を引き起こすのが特徴です。特に6カ月未満の乳児、早期産児、呼吸器や心臓に疾患のある子は重症化しやすく、入院して、人工呼吸などのケアが必要な場合もあるので要注意です。RSウイルスは一生のうち何度も感染を繰り返します。小中学生や大人がかかった場合、症状が軽く普通の風邪と区別がつきにくいため、家族に感染者がいると、乳幼児にはより身近な感染源となってしまいます。

特効薬はないので手洗い・うがいで予防を

特効薬はありません。したがって重症化しやすい乳幼児を、いかに感染から守るかが重要です。流行期の注意点は 1.家族全員の手洗い、うがいの徹底 2.風邪をひいたら乳幼児に近づかない 3.人ごみを避ける 4.受動喫煙を避ける (タバコの煙は気道を刺激し咳症状を悪化させる) 5. シナジス(RSウイルスに対する免疫力を高める薬剤)の予防投与 (早期産児と慢性肺疾患・先天性心疾患のある子にのみ適応)。また感染すると喘息になりやすいとの報告もあり、予防が第一だと言えるでしょう。

田丸 陽一 先生

田丸 陽一 先生

田丸小児科医院 副院長
金沢医科大学を卒業。金沢大学医学部小児科学教室に入局。石川、福井両県の公立病院をはじめ金沢医療センター小児科を経て、2005年から現職。

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すや たずこ 先生

すや たずこ 先生

金沢福祉専門学校特別講師 金城大学非常勤講師 資質向上総合講座「母音(もね)の会」主宰
保育園に30年勤務し、その間20年間園長を勤める。現在は金沢福祉専門学校、金城大学で後進の指導の傍ら、ママと子どものために奮闘中。

米川 祥子 先生

米川 祥子 先生

金城大学短期大学部 幼児教育学科講師
金沢大学大学院学校教育専攻(教育心理)修了。平成12年臨床心理士資格取得。富山県スクールカウンセラー、高岡市幼児相談員、心療内科カウンセラーを経験し、平成15年より現職。現在、大学の学生相談や県・白山市の教育相談も担当している。専門分野:カウンセリング・発達心理学。担当授業:発達心理学・心理学。

田丸 陽一 先生

田丸 陽一 先生

田丸小児科医院 副院長
金沢医科大学を卒業。金沢大学医学部小児科学教室に入局。石川、福井両県の公立病院をはじめ金沢医療センター小児科を経て、2005年から現職。

浦田 聡子 先生

浦田 聡子 先生

金沢大学附属病院泌尿器科医員 女性外来
金沢大学医学部卒業。2011年4月から現職。日本泌尿器科学会会員。日本女性骨盤底医学会員。

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